2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

より縦に長いペーパーバックはちょっとかさばる

Okiraku Paperback blogさんの記事を読んで思った話。 前からHarlan CobenのThe innocentとかMichael ConnellyのNine Dragonsとか、普通のマスマーケット版よりさらにちょっと縦長なペーパーバックの存在が気にはなっていたのですが、今月初めに買った洋書に…

推測系助動詞まとめ

推測系助動詞まとめ 助動詞のうち推測の意味で使われるmust/will/would/may/might/can/couldについて変化の仕方を整理します。 当然ながら、例えばwouldなら推測以外にも過去の習慣やら婉曲やらたくさんの意味があるわけですが、ここでは主に推測の意味に限…

Odd Thomas/Dean Koontz

Odd Thomas作者: Dean Koontz出版社/メーカー: Bantam発売日: 2004/10/26メディア: マスマーケット購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (2件) を見る面白さ★★★★★ 易しさ★★★死んだ人が見える能力を持った若者が主人公。 特殊技能、不幸な生い立ち、…

Fault Line/Barry Eisler

Fault Line: A Novel作者: Barry Eisler出版社/メーカー: Ballantine Books発売日: 2010/04/27メディア: マスマーケットこの商品を含むブログ (1件) を見る面白さ★★★ 易しさ★★★★レインさんシリーズかと思って読んだら全然違いました。続編もあるのでどうやら…

More Twisted/Jeffery Deaver

More Twisted: Collected Stories, Vol. II作者: Jeffery Deaver出版社/メーカー: Pocket Books発売日: 2007/11/27メディア: マスマーケット購入: 2人 クリック: 11回この商品を含むブログ (2件) を見る面白さ★★★★ 易しさ★★★前作Twistedに続いてどんでん返し…

Nine Dragons/Michael Connelly

Nine Dragons (A Harry Bosch Novel)作者: Michael Connelly出版社/メーカー: Grand Central Publishing発売日: 2010/07/01メディア: マスマーケット クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見る面白さ★★★ 易しさ★★★★読む前から評価がいまいちなのを知…

“He would have been four today.”

“would have been 年齢”の形には2パターンあって、これまた例によって限りなく事実に近い場合と全然事実じゃない場合があります。 さらに、全然事実じゃない場合は“would be 年齢”の形も出てきます。 過去への推測 1.William Shakespeare Facts‐AbsoluteS…

“推測のwould”と“seem to do”は似ている

“推測のwould do”とseem to doは似ているところがあります。 seem to doとの類似点 その1 seemというのは不思議なもので、話者の推測の気持ちが文の中に組み込まれています。 例えば、普通の動詞であれば話者の推測は I guess we're back to square one. ★ …

話者の確信と実現可能性は別物

wouldに“反実仮想”と“推量”の意味が別々にあると考えるのは非常にややこしい結果になる、という話を前回紹介しました。 今回は話者の確信と実現可能性は別物だという点について触れていきたいと思います。 You haven't seen the last of Willie!‐The Simpson…

独立用法の功罪

推測のwill/wouldの変化形をまとめてみます。 ※カッコ内は受験の文法項目としての名称にしてあります。 まず、表の左側のwill do/will have done/would do/would have doneはいずれも現在時制です。思っている内容はさておき、「話者がそう思っているのはい…

The Cabinet of Curiosities/Douglas J. Preston, Lincoln Child

The Cabinet of Curiosities作者: Douglas Preston,Lincoln Child出版社/メーカー: Grand Central Publishing発売日: 2003/06/01メディア: マスマーケット クリック: 21回この商品を含むブログ (2件) を見る面白さ★★ 易しさ★★★建設現場から発掘された謎の遺…

Thunderhead/Douglas Preston, Lincoln Child

Thunderhead作者: Douglas Preston,Lincoln Child出版社/メーカー: Grand Central Publishing発売日: 2000/06/01メディア: マスマーケット クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見る面白さ★★★★ 易しさ★★★父の残した足跡を追って、荒野に隠された秘境…

Riptide/ Douglas Preston, Lincoln Child

Riptide (Agent Pendergast series)作者: Douglas Preston,Lincoln Child出版社/メーカー: Grand Central Publishing発売日: 1999/07/01メディア: マスマーケット クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見る面白さ★★★★ 易しさ★★★ ペンダーガストシリー…

would never have doneは“絶対ありえない”

今回は“推測のwould”の否定形を見ていきたいと思います。 wouldの否定形と言えば特にneverを使った形がよく出てきます。 このパターンも、“would=控えめな推量”だと思いこんでいるとneverという強い言葉とどうしても噛み合わず混乱しますので注意が必要です…

Why+wouldは“まったく見当もつかない”

前回紹介した過去の出来事に対する推測を示すwould have doneですが、whyとくっついて疑問文になると、これまた強い意味になります。 would have doneが「推測の結果、そうなるに違いない」という意味なので、そこに至る過程に疑問を持つということはすなわ…