Thunderhead/Douglas Preston, Lincoln Child

Thunderhead

Thunderhead

面白さ★★★★
易しさ★★★

父の残した足跡を追って、荒野に隠された秘境を目指す冒険もの。
これまたペンダーガスト物ではないので本作単体で読めますが、一人おなじみのキャラが再登場しているのでレリックから順番に読んで損はないかもしれません。
遺跡とか地形とか実際にある設定を下敷きにしてるのはお約束。


また、キャラクターは今まで読んだこの作者の小説の中では一番好きです。
かなりの個性派軍団を揃えてます。


そして中盤からの心理状態はまるでマイケル・クライトンのスフィアみたいな感じでした。
ストーリーはまあこんなもんかな、という気もしましたけど。
あと前作と同じく、悪役が真の悪に目覚める過程が急で、割といきなり手の付けられない悪者に変貌しちゃうのがちょっとついていけなくてマイナスです。
最後のまとめ方がやたらと慌ただしいんですよね、いつも。