Still Life with Crows/Douglas Preston, Lincoln Child
Still Life with Crows (Special Agent Pendergast)
- 作者: Douglas Preston,Lincoln Child
- 出版社/メーカー: Grand Central Publishing
- 発売日: 2004/07/01
- メディア: マスマーケット
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易しさ★★★
ペンダーガスト・シリーズ4作目。
今回は脇役ほぼリセットですが、この後の作品に向けた新キャラの仕込みがありますのでシリーズを読み進めるならぜひ読んでおきたいです。
舞台設定はRiptideみたいに先の見えない田舎町、住民の適度な閉塞感が結構いいですね。
そしてまたもや出ました、地下シーン。
これはもうお約束です。
ストーリー的には不可解な連続殺人を捜査する中で、ペンダーガストのやり方が反発を呼び、町の有力者の思惑が絡み、クライマックスまでダレずに読めます。
クライマックスシーンはちょっと引っ張りすぎでしたけど。
で、犯人というか敵の人間離れした能力に驚愕です。
最後の絶壁のシーンはもうどうやっても映像化不可能でしょう。
またしても衝撃の作品です。
これもクーンツのダメなときのストーリーを彷彿とさせます。
にもかかわらず、私は結構楽しんで読んでしまいました。
なぜかというと、ペンダーガストが自由に捜査するのがとても面白くて、助手とのコンビっぷりもなかなか新鮮だったからです。
この後3作がちょっと重苦しい感じなので、その手前の息継ぎとしてはまずまずでした。