The Pillars of the Earth/Ken Follett

The Pillars of the Earth: A Novel (Kingsbridge)

The Pillars of the Earth: A Novel (Kingsbridge)

面白さ★★★★★
易しさ★★★

中世イギリスを舞台として、大聖堂を建築しようとする人々が運命に翻弄される様を描いた大作。


大河ドラマを最初から最後まで一気に見た感じがします。
これだけ長い作品なのに、途中で一切ダレないのが名作たる所以でしょう。
とにかくページをめくるたびに新しい事件が起きて、登場人物たちが成り上がったり没落したりと読んでる側に息つく暇を与えません。
主人公達は、人生が噛み合わないときはとことんだめですが、要所要所で胸がスッとするようなイベントが出てくるので読んでて暗い気持ちにはなりませんでした。


書かれている英語も比較的簡単なように思いました。
ただ、修道院用語や教会内部の構造に関する単語を序盤で潰しておくのは必須。
それと後半、教会建築の用語が追加で出てきて、挿絵を見るだけでは対応できなくなってくるのでウィキペディアで調べたりするといいと思います。
クリアストーリーと言われてもなんだかわからないし。
でもあんまり調べすぎると感動が薄れるからほどほどに。


続編“World Without End”の評価はさすがに1冊目よりは低めの模様。
読もうかどうしようか悩むなあ。