The Lincoln Lawyer/Michael Connelly
The Lincoln Lawyer (A Lincoln Lawyer Novel)
- 作者: Michael Connelly
- 出版社/メーカー: Grand Central Publishing
- 発売日: 2006/07/01
- メディア: マスマーケット
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易しさ★★★★
法廷ものなので裁判用語があるていど必要なのに加え、保釈保証人なるものが出てきてその制度にも慣れないといけないため序盤が若干厳しかったです。
本作品の主人公はボッシュと同じくらい確固とした自分なりの信念に従って行動していますが、見かけは超軽い。まるで正反対なのです。
軽口叩いて世渡りしながら要所は締める、っていうキャラが成功しているかどうかは実際微妙かも。どうしてもこの作者にはストイックな主役を求めてしまうからでしょうか。
前半はそんなこんなで彼の軽いやりとりを聞きながらちょっとずつ読んでいったのですが、折り返し地点に近づいたところでエンジンがかかって一気にいきます。
謎解きは(当てられなかったくせに偉そうに言うなら)それほどでもなかったと思うものの、読んでてストーリーがどう展開するかまったく想像つかないのと途中につまらないところがない、この2つだけで十分楽しめました。
書かれている英語そのものは読みやすいです。最初に書いたように専門用語がちょっとだけですが出てきますので、繰り返し出てくる単語だけ調べておけば大丈夫でしょう。