一般名詞になった商標英単語

セロテープやテトラポッドといえば誰でも普通に使う言葉ですが、元はといえば登録商標です。ウィキペディアによれば「商標の普通名称化」と呼ぶらしく、普通名称化した商標一覧にその例が載っています。

英語においてもこれと同様の現象があり、Genericized Trademark(Proprietary Eponym)と呼ばれています。
ここでは洋書を読んでいて出てくる商標とかよく出てくるけど謎な物体の名前をまとめてみました(このため商標じゃないのも混じってます)。ただし、ポストイットとかサランラップとかすでに日本語になっているものは割愛しています。

blotter 吸取紙台
Dumpster ごみ箱
FedEx 宅配便
Formica (表面を特殊加工した)家具
Jell-O ゼリー
Kevlar 防弾チョッキ(Kevlar vest)
Kleenex ティッシュペーパー
Latex ゴム手袋(latex gloves)
Laundromat コインランドリー
Linoleum リノリウム床(linoleum floor)
Mason jar ガラス瓶
Muzak BGM用の曲(否定的な使われ方が多い)
popsicle 棒アイス
Pop-Tarts 簡単に食べられる食事/お菓子
Rolodex 名刺整理器
Scotch tape セロハンテープ
Styrofoam 発泡スチロール
Velcro tape マジックテープ
Wite-Out 修正液
Xerox コピー

 ブロッターで調べると吸取紙という訳になっていて、画像検索すると下側が半円形の変な物体が出てきます。しかし、洋書を読んでいて出てくるブロッターはデスクマットというか四角い吸取紙台の事を指していることが大半です。

 大型の金属製ごみ箱で、自動的にごみ収集トラックに移しかえられます。(下の動画は「YouTubeで見る」をクリックすると見れます)


ちっこいのもありました。

 

 フォーマイカといって、表面を特殊加工した家具の事です。 

 建材の一種で、床の材料として病院・学校などに多く使われています。
 天然素材なのでシックハウス対策にもなるとか。

 発泡スチロール、というよりハードボイルド読む時は使い捨てコーヒーカップの意味一択です。
 ウィキペディアにも

In the United States, the word styrofoam is often used as a generic term for expanded polystyrene foam, such as disposable coffee cups, coolers or cushioning material in packaging, which are typically white and are made of expanded polystyrene beads.

 とあるのであながち間違いではないみたいです。

※この手の商標単語シリーズはFun With Wordsウィキペディアでも見ることができます。