Gone South/Robert R. McCammon

Gone South

Gone South

面白さ★★★
易しさ★★★

とんでもない出だしから始まって、気付いたら追うものと追われるものとのふざけた駆け引きが繰り広げられます。
ストーリーはともあれ、この話はなんといってもキャラクターの魅力で成立しているといっても間違いはないです。


敵役の2人はどっちも憎めない愛嬌があって、主人公達を応援しつつも彼らにも失敗して欲しくないと思ってしまう魅力の持ち主です。
特にぺルビスの衝撃的な登場シーンとその後の活躍は忘れることができません。
むしろ肝心の主人公側のキャラのほうが若干喰われ気味かも。


話の行き先、特に目的地が見えてきてさあこれからというところで盛り下がってしまったような気がするのも、ひとえにキャラ頼みの構成が原因だと思うのです。
なんというかストーリーは月並みな印象です。
謎解きがもっともっとあれば面白かったんだけどな〜。