The Andromeda Strain/Michael Crichton
- 作者: Michael Crichton
- 出版社/メーカー: Avon
- 発売日: 2003/11/01
- メディア: マスマーケット
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
易しさ★★★★
町の住人ほぼ全員が一度に死んでしまいます。たった2人の人間を除いて。この謎を解くために奮闘する科学者チームの物語。
人気のなくなった町の描写はわずかで、途中からはずっと科学者チームの密室劇です。また後から事件を振り返った報告書の体裁なので、危機を予感させる思わせぶりな一言が随所に出てきてハラハラというかちょっとイライラしたりします。
しかしながら主人公達はかなーりピンチに追い込まれます。このおかげで途中に謎解きがあまりないにもかかわらずどんどん読めました。
最後のオチは「なんでそこに気付かなかったんだ!」というよりは「あ、そうなんだ」というものでしたが、話としては一貫しているのでOK!
読み終わってから何か考えさせられるようなものではなかったものの、とにかく読んでる間は十分面白かったし、きちんと終わっているので満足です。
顕微鏡を使った分析手順とか施設の構造とかそういった段取りも分かりやすく書いてあって素人でも安心です。こういう細かいディティールを邪魔くさいと思うか、それとも良く調べてあるなと楽しむか、ここでこの本に対する評価が変わってくると思います。