Bob Lee Swagger series／Stephen Hunter

１．Point of Impact (Bob Lee Swagger)
２．Dirty White Boys: A Novel
３．Black Light (Bob Lee Swagger)
４．Time to Hunt (Bob Lee Swagger)

伝説的狙撃手ボブ・リー・スワガーの活躍するアクションシリーズです。
この後さらに父親のアール・スワガーを主人公としたシリーズもあり、ロングセラーとなっています。

Point of Impact (Bob Lee Swagger)

面白さ★★★★★
ストーリー展開、そしてスカッとするイベントの数々、これぞまさにエンターテイメントという派手さで飽きさせません。
前半のスワガー視点と、後半のメンフィス捜査官視点とで別々の作品を読んでいる趣すらありましたが、これは展開上仕方ないかな。

Dirty White Boys: A Novel

面白さ★★
次の作品の伏線ということで読んだのですが、いまいちピンときませんでした。
登場人物がそろって感情移入しづらい人ばっかりで、しかも唯一の美徳らしきものは続編で覆されてるわで誰得？
それからこれはシリーズ通してそうなんですが、人が死ぬ描写がけっこうグロいっすね。

Black Light (Bob Lee Swagger)

面白さ★★★
謎の組織に追われながらも父アール・スワガーの死の真相を探るボブ・リー・スワガー活劇。
ストーリーを理解するだけなら前作を読まなくてもよかった気がしますが、それでも最後の衝撃を味わうためにはやっぱり前作を読んでないとダメですね。
メンフィス捜査官が出てこないのはどの作品から読んでも楽しめるようにとの配慮なのかな。
なんで登場しないんでしょうね。

Time to Hunt (Bob Lee Swagger)

面白さ★★★★
旧友が殺され自らも前線から退くこと原因となったあの忌まわしい事件に決着をつけるべく立ち上がったボブ・リー・スワガー。
ついに仇敵と対決するも、そこには驚くべき秘密が…。

なんというか、まさかそんなことになっているとは！というネタの伏線を張るために前半を費やしている感じです。
そして案の定巻き込まれる家族達。
もっともっと緊迫感のあるストーリーになりえたと思うのですが、いかんせん途中からの展開に無理がありすぎました。
そんなマイナスがありながら、４作目はかなり楽しめます。