Whispers/Dean Koontz
- 作者: Dean Koontz
- 出版社/メーカー: Berkley
- 発売日: 2001/06/01
- メディア: マスマーケット
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易しさ★★★
取材先で出会った男に襲われた主人公の女性脚本家。辛くも難を逃れた主人公だったが、この男は奇妙な妄想にとりつかれていた…。
面白い!けど話が長い!なので★3つ。
読んでいてなんとなく、別々の話をくっつけたみたいだな、と思うくらい前半・後半で話の雰囲気が違っていたように感じました。主人公が脚本家だとか恋人が警官だとかそういう前半の細かい人物設定が後半どうでもよくなっているってどうよ?
あとクーンツの他の話にも言えることですが最後があっさりしすぎ。
いや、主人公達の行く末はいいんです。きっとLife goes onていう感じの終わりなんでしょう。
だけど敵が!
最後はやっぱりアイツがあそこに入ってギャーっつって終わりじゃなきゃ。
それはアイツはアイツなりに大変だったろうけれども、やったことは犯罪だし犯罪はしてはいけないことだから。
作者的には単なる勧善懲悪を避けたんだろうけれども、この場合むしろ勧善懲悪でお願いしたかった。
登場人物はいつものように魅力的なキャラクターが出てくるので、読んでてキャラに飽きることはないと思います。ただ場合によっては変なフラストレーションが溜まるかもしれません。