MAYDAY/Thomas Block and Nelson Demille

Mayday

Mayday

面白さ★★★★★
易しさ★★★

ジャンボジェットが太平洋のど真ん中を飛行中、実験用ミサイルに直撃され機体に穴が…!果たして生き残った乗客は帰ってこれるのか?

ほかの小説なら地上とうまいこと連携とってなんとか無事に帰還できるようみんなが全力を尽くす流れになるもんですが、MAYDAYではワケあって無事に帰還しないようみんなが全力を尽くします。おかげで、主人公たちは常に絶体絶命に!

途中確実に死んだな、って瞬間があるんですが、そりゃあ持ち直します。持ち直しますよ。それじゃなきゃ小説になんない。でもMAYDAYなら許す。全編通してジェットコースター、正直ありえないだろって設定も出てきますが深く考える前に読み終わります。
本家USアマゾンで低い評価をつけている人の理由は『ありえない』『先の展開が読める』なので、どれだけ感情移入できたかが重要ですね。
いろんな陣営の思惑が絡んだりしてるようにみせて、要はなにも考えずに楽しめるB級アクション映画なので逆におすすめです!



と思っていたら『フライトパニック S.O.S.』ってタイトルで映像化されてる!!
フライトパニック S.O.S./超音速漂流 [DVD]
身もふたもない題名っすね。

以下、AMAZON商品紹介ページより
http://www.amazon.co.jp/dp/B0015U3N44

★現実にも起こりうるアクション・パニック!!
ミサイルが貫通した機体。空中へ放り出される乗客。減圧と酸欠で瀕死の人々…。リアルな衝撃映像が満載。
★人間の心理を鋭く追求したサスペンス!!
生きる信念、軍の陰謀、航空会社の保身など、パニック状況下の人間模様を巧みに描写。

映画のほうは見てないのでアレですが、少なくとも原作はこのあおり文句ほど素敵じゃないです。